丹沢で捕獲されるシカの命を無駄にしないものづくりと地域活性化の取り組みがスタート!

(写真の画像は、木とシカ革と使ったペンダントづくりのワークショップで紐に加工して使用して頂いたときの写真です。寄木細工の木や神奈川県産の木材を使用されています。)

丹沢地域では、毎年獣害対策として駆除されるシカが沢山います。捕獲されたシカの肉や皮はほとんど利用されることがなく山に捨てられています。そんな中で私たちNPOで出来ることは何かないだろうかと考えて、シカ皮なら活用出来るのではないかと考え平成15年から活用に向けた活動をスタートしました。

平成16年に猟師さんから頂いたシカ皮を墨田区のMATAGIプロジェクトの方でなめして頂いて試作品を作りました。試作品はNPOが活動する山北町三保地区の猟師さんや県の方、地域の方、木工家の方にもご覧になって頂いて、なめしたシカ革の良さを知って頂く努力をしました。少しずつ理解も広がってきました。

そして、この度NPOの活動地の三保の猟師さんから頂いたシカ皮をなめした後、しばらくは多くの方にご覧になって頂くために手元に置いていましたが、7月24日に大井町の堀内ウッドクラフト様でワークショップやものづくりなどで使って頂くこととなりました。念願だった丹沢産のシカ革1枚目の活用となりました。

これからも害獣として駆除されるシカの命を無駄にしないためにも丹沢産のシカ革の活用を広めていくために頑張っていきたいと思います。